県北で生産される良質の椎茸が集まる延岡!
今、自然が見直されている。日本産の干し椎茸は自然食の代表である。延岡には、五ヶ瀬川筋を中心とした宮崎県北で生産される良質の椎茸が集まってくる。
椎茸の歴史
今から800年前の鎌倉時代には、日本産の干し椎茸が中国へ渡っています。
料理のほかにもお菓子や薬として使われ貴重なものでした。盆や正月、法事など「ハレの日」を飾る食材でもあります。
延岡が生んだ近代的な椎茸栽培方法
日本で椎茸が人工的に栽培できるようになったのは江戸時代の初めとされています。その方法はクヌギなどの原木を伐採し、それに鉈(なた)で傷を入れ、そこに浮遊する椎茸の天然胞子が自然に付着するのを待つという自然まかせの方法(鉈目栽培)で、この方法が長い間引き継がれてきました。
こうした中、延岡出身の北島君三博士は、昭和10年、それまでの自然に頼った栽培から、種菌を使用した現在の近代的な人口栽培への転換を図る「純粋培養菌接種法」を考案しました。その栽培法は、博士の積極的な技術の公開や指導により広く全国に普及していきました。
北島君三博士プロフィール
明治23年に伊形村(現在の延岡市伊形町)に生まれ、鹿児島高等農林学校(現在の鹿児島大学農学部)を卒業後、東京大学農学部で植物病理学を専攻し、大正3年から林業試験場でキノコの研究等に当たる。
こうした研究を通じて、椎茸に関しては昭和10年「純粋培養菌接種法」を考案。退職後は帰郷し「北島菌類研究所」を設立し、宮崎県の椎茸栽培や後進の指導に従事。
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