まぼろしの蜜蜂… 野生の「ニホンバチ」
一般に蜜蜂と言えば、明治初期、日本に輸入された西洋蜂(養蜂)のことを指します。
ところが、日本には昔から山野に生息する「ニホンバチ」がいて、この「ニホンバチ」と西洋蜂とは、生物学上完全な別種であり、性質も異なります。
その「ニホンバチ」は、西洋蜂との生存競争により年々減少しています。
「ニホンバチ」の特徴
「ニホンバチ」は家畜化できず、山野に繁る大木の空洞の中に営巣します。1群当りの蜂数は1~2万匹、蜂は黒色で小柄、おとなしい性質です。
養蜂の蜜は春に採取され、1種の花ごとに区別し1~2週間単位で採蜜されます。蜜の価格は、高糖度で特に果糖の多いレンゲなどが最も高価です。それに対して、「ニホンバチ」は立秋から晩秋に採蜜され、短いもので8ヶ月、長いものでは2~3年もの間、様々な花の蜜が貯蔵されます。長期間保存されていたものほど高価であり、蜂蜜の中では最も高価です。
「ニホンバチ」の巣の一部に、蜂蜜を腐敗させないため蜂ヤニが含まれますが、蜜が巣の中に長期保存されるため、蜂ヤニが多量に溶け込んでいます。この蜂ヤニには、天然の抗生物質と言われる「プロポリス」が大量に含まれています。
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