旧藩主内藤家ゆかりの地「惣ヶ内鉱泉」をご存知ですか?

国道218号沿いにある平田バス停を右折し、行縢川沿いの惣ヶ内バス停から北東の市道惣ヶ内2号線に出て、更に約5分ほど山奥に進むと谷川の中に「惣ヶ内鉱泉」の名残の石垣があります。

話説によると、この一帯は旧藩主内藤家の所有地であり、泉質が皮膚病にも効能があった事から、かつて、藩主が湯治に訪れていたとも言われています。また、昭和初期頃まで湯宿があり、多くの湯治客が訪れていたようです。湧水量は少なく未だ鉱泉の含有物については不明ですが、泉口に近づくと、鉱泉特有の硫黄の香りが漂います。

(参考出典:日州新聞(明治43年6月25日掲載)

(参考出典:延岡ガいーどマップ(昭和61年6月25日発刊)

 

現在、この「惣ヶ内鉱泉跡」を後世に伝承したいという思いから、株式会社サン・ルーム(佐藤勝造会長)ら有志関係者が精力的に道路整備を行っています。観光客が安全で快適に通行できるように約1.5kmに及ぶ山中の険しい林道の舗装整備等を日々懸命に汗を流しています。同ルートの整備については発展途上中ですので、完成しましたら、改めてお知らせします。

また、同社においては、2月上旬から4月上旬にかけて延岡の春花を楽しめるイベント「延岡花物語」に合わせて、国道218号線(松山橋北側周辺)沿いにおける花壇整備や道路清掃等の景観向上活動に取り組んでいただいておりますし、花物語メインイベント「このはなウォーク」では、野点コーナーに伴うお湯の提供等にもご協力いただいています。

来年2月から開催される「延岡花物語」にも是非、ご来場ください。