武具写真 | 詳細 |
内藤家伝来 紺糸威胴丸具足 (延岡市指定有形文化財)兜は二十間星兜で白熊(はくま)の毛(ヤクの尾の毛を付ける。頬当は鉄錆地の目の下頬で、顎下に「明珍/紀宗賢/行年七拾二歳/作之」の銘がある。 胴は黒漆塗の鉄革一枚交ぜ本札を紺糸で威す。 袖は広袖の七段下り、草摺は七間五段絞りで、いずれも上二段を鉄革一枚交ぜ、三段以下を革札にし紺糸で威している。 籠手(こて)は六本篠籠手、佩楯(はいだて)は瓦佩楯、臑当は七本篠臑当である。 |
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内藤義覺所用 紅糸威二枚胴具足 (延岡市指定有形文化財)この具足は、内藤家七代義孝の次男・義覺(よしあきら)が所用したと伝えられるもので、兜は六十二間総覆輪の筋兜。胴や袖は鉄革一枚交ぜ金箔押本札の紅糸威。 籠手(こて)は、小田籠手と呼ばれるもので、室町時代後期から流行した形式。鎖に付けられた文様が瓢箪の形に似ているため瓢籠手(ふくべごて)ともいう。 草摺(くさずり)は、金箔押革札七間五段下り。佩楯(はいだて)は小篠佩楯、臑当(すね)は七本篠臑当で、いずれも金箔押が施されている。 |
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伝内藤義泰所用 紫糸威二枚胴具足 (延岡市指定有形文化財)この具足は、内藤家六代義泰(よしやす)所用と伝えられるもので、兜が黒漆塗り、金覆輪筋の四十八間小星兜。頬当は、鉄黒漆塗りの目の下頬である。 胴は金箔押の鉄切付札紫糸威二枚胴。金具回りは金梨地に桐、九曜、下がり藤紋を蒔絵で表す。袖は革金切付札付紫糸威六段下り。 籠手(こて)は六本篠籠手、佩楯(はいだて)は江戸時代上等のものに用いられた瓦佩楯。小札が瓦のように波打っていることから、その名がある。 |
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内藤政擧所用 紫糸威懸威二枚胴具足 (延岡市指定有形文化財)延岡藩最後の藩主、内藤家十六代政擧(1852-1927)所用の具足で、兜は鉄黒漆塗の十六間筋兜。頬当は鉄黒漆の目の下頬。 胴は黒漆塗鉄切伊予札を紫糸で威した二枚胴。 籠手(こて)は、、一本篠籠手で一の篠に打出しで梅樹文様を表している。 佩楯(はいだて)は鎖佩楯、臑当は鉄黒漆塗の五本篠臑当である。 |
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伝内藤政樹所用 浅葱糸威二枚胴具足 (延岡市指定有形文化財)内藤家第九代政樹が所用したと伝えられる具足で、兜が革黒漆塗りの二十二間筋兜で、頬当は革黒漆塗目の下頬。 胴は革黒漆塗の二枚胴で前胸二段、裾一段を革黒漆塗切付札浅葱糸威(かわくろうるしぬりきりつけざねあさぎいとおどし)としている。 籠手(こて)は座盤が筒を縦割りにしたような形をしている筒籠手 |
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内藤家伝来 浅葱糸素懸威二枚胴具足 (延岡市指定有形文化財)戦国時代に西欧から南蛮胴と呼ばれる西欧式の甲冑が輸入されるようになり、日本国内でも、これを真似た和製南蛮胴と言われる甲冑が作られるようになった。 この具足は、鉄錆地の胴と兜の正面に龍を打ち出した和製南蛮胴で、頬当は鉄錆地の半頬。 草摺(くさずり)は、黒漆塗鉄板札を浅葱(あさぎ)糸で素懸にして威している。 籠手、佩楯(はいだて)、臑当は南蛮鎖である。 |
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桐九曜下がり 藤紋散蒔絵刀筒 (延岡市指定有形文化財)下がり藤紋散蒔絵空穂 (延岡市指定有形文化財)桐九曜下がり藤紋散蒔絵刀筒(きりくようさがりふじもんちらしまきえかたなづつ)は、筒長114.0㎝、径12.0㎝で、乾漆の素地に錫梨子地の技法で表した桐紋、九曜紋、下がり藤紋を全体に散らしている。 桐下がり藤紋散蒔絵空穂(きりさがりふじもんまきえうつぼ)は長さ96.0㎝、径12.0㎝、総体を黒漆塗りにして、金平蒔絵で桐紋と下がり藤紋を表している。 ちなみに空穂(うつぼ)とは、矢を入れる細長い筒のこと。 |
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鉄製日輪軍配団扇 (延岡市指定有形文化財)この軍配は、鉄製帆型で鮫皮着、浅糸つまみ巻きの太刀柄とした遺例の少ない形式のもの。 羽の部分は、朱で中央に日輪を表し、回りを金箔押しにしている。縁頭(ふちがしら)は赤胴魚々子地(しゃくどうななこじ)に金龍をつける。 茎(なかご)に、17世紀の有名な刀工、伊賀守包道(いがのかみかねみち)の名がある。 |
インフォメーション
住所 | 延岡市天神小路255-1(延岡城・内藤記念博物館) |
電話 | 0982-34-6437 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日) |
URL | https://nobeoka-naito-museum.jp/ |
備考 | 【入館料】無料 |
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