延岡市では、明治11年(1878年)から現在まで140年間の長きに渡って時を告げてきた城山の鐘に感謝するとともに、鐘守さんの労をねぎらうため、今年も「時の記念日」である6月10日に城山の鐘まつりを開催されました。昭和16年(1941年)から始まったこの鐘まつりは、今年で78回目を迎えます。時の記念日は生活の改善合理化をはかることを目的として、1920年から始まりました。6月10日を記念日とした理由は、「日本書紀」に天智10年(671年)4月25日に漏刻(日本初の時計)が作られたとの記述があり、この4月25日が現在の暦になおすと6月10日にあたることによります。
まつりの中では、八代目鐘守の日髙夫妻が12時の打鐘を打ち、その鐘の音に合わせて、前若山牧水顕彰会会長の塩月 眞さんが朗詠を行いました。
また、ふれあいコーラス秋桜・コールひまわりの皆さんによる合唱や、わか葉幼稚園園児たちによる合唱などもあり、まつりの最後には、わか葉幼稚園園児たちから日髙夫妻へ感謝の言葉と記念品が贈られました。
画像はまつり当日の様子です。