春はソメイヨシノのお花見や夜桜でにぎわい、秋は「天下一薪能」などの舞台公演が行われ、冬は3,300本のヤブツバキが咲き誇るなど、1年を通じて市民が楽しめる憩いの場となっています。現在は公園として整備されていますが、かつては延岡藩初代藩主、高橋元種が築城した延岡城があった場所で、「千人殺しの石垣」の異名を持つ石垣や、復元された北大手門などが建っており、当時の風情が感じられます。史跡を眺めながら、ふもとの北大手門を抜けて石垣横の階段を上り、山頂へ向かうこと約10分、市街地を一望できる開けた展望の広場に到着します。この山頂広場には、歌人若山牧水も歌に詠んだ「鐘つき堂」があります。