開創して400年を数える由緒あるお寺です。高千穂通りに面した入口から100mほど参道を進んだ先が境内になっており、仁王像が納められた山門をくぐると、本堂や会館などが見えてきます。境内には、延岡藩の藩主内藤政挙公の墓所や、空の先駆者と呼ばれた後藤勇吉氏のお墓など、延岡にゆかりのある人物に関するものが数多く存在しています。中でも郷土の歌人若山牧水との縁は深く、生前何度もこの寺を訪れており、そのなかで詠んだ歌が、歌碑として今も残されています。広々とした本堂では、毎月第3日曜日に坐禅会が開かれています。約20分の坐禅や和尚さんの講話が聴ける体験で、「精神を集中して落ち着かせたい」「穏やかな気持ちで過ごしたい」といった人たちに好評です。