今山のふもとにあり、福岡市の十日恵比須神社、北九州市の若松惠比須神社とならび九州三大恵比須のひとつに数えられています。今山は延岡で最も古い寺院が創設された場所で、神社ができて正に「今最も栄える山」となったことから、今山と名付けられました。その名前にふさわしく、毎年2月に行われるお祭り「のべおか十日えびす」は、市内外の商売人が商売繁盛を祈願しに訪れ、大勢の人でにぎわいます。また、今山になる前は「蓬莱山」という名前で、秦の始皇帝の命を受けた徐福が、蓬莱山にあると言われる不老不死の薬を探してこの場所にも立ち寄った、という伝説があります。今でも神社の入口脇には、徐福が船をつないで留めたという「徐福岩」が残っています。