かつての愛宕神社があった奥宮が立つ山頂です。最も天に近いという意味から、地元では通称「極天さん」と呼ばれ親しまれています。神社に飾られている陣幕には、笠と笹の絵が描かれていて、この場所が笠沙(笠と笹)であると伝えられています。
天に近い「極天」なら神様にも声が届きやすく、お願いごとにはピッタリの場所です。
“天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢い結ばれた”というロマンチックな神話が残っていることから、「出逢いの聖地」と呼ばれています。登山道入り口から山頂にある駐車場まで車で5分。そこから歩いてすぐ、延岡市街地を一望できる展望台は、2人の神様も眺めた笠沙岬を見ることができる場所です。
展望台から眺める景色は、夜になれば一変。日本夜景遺産にも選ばれた、キラキラ輝く夜景が広がり、一層ムードが漂います。
特に満月にもなると、月の明かりで海面に光の道が浮かび上がり、とっても幻想的です。
天岩戸伝説で有名なアマテラスオオミカミの孫にあたる神様。地上の国を治めるために、アマテラスの命を受けて、現在の宮崎県高千穂町へと降り立ちます。やがて、五ヶ瀬川を下って現在の延岡市を訪れたニニギノミコトは、笠沙岬でコノハナサクヤヒメと運命的な出逢いを果たし、二人は結ばれます。
▲ご縁がいつまでも続くよう、鍵かけモニュメントに鍵をかけよう
◀出逢いの記念に、2人で一緒に鐘を鳴らせば、仲良し度も深まります
ニニギノミコトが出会った瞬間に一目ぼれするほど、絶世の美女だった女神。2人はやがて結婚するのですが、コノハナサクヤヒメは花の女神で、彼女が生む子供には「木の花のようにはかない命」が与えられました。これが、ニニギノミコトの子孫に寿命ができたと理由だと言われています。
かつての愛宕神社があった奥宮が立つ山頂です。最も天に近いという意味から、地元では通称「極天さん」と呼ばれ親しまれています。神社に飾られている陣幕には、笠と笹の絵が描かれていて、この場所が笠沙(笠と笹)であると伝えられています。
天に近い「極天」なら神様にも声が届きやすく、お願いごとにはピッタリの場所です。
延岡藩主、有馬直純公の奥さまだった日向御前は、なんと徳川家康のひ孫というすごい人物。性格は男勝りで、当時は女人禁制だった愛宕山に、「男が登って良いなら、女も登っても良いはずだ」と宣言して登った逸話も残っています。極天さんには、当時日向御前が寄進した鳥居の笠木が今でも残されています。ちなみに、地元では「おてんば娘」の事を日向御前といいます。
笠沙山(愛宕山)には、ふもとから山頂まで4つの神社が立っています。神様の縁結びの地にあやかって良縁が授かるように、「春日神社」で「縁むすび絵馬」を購入し、「愛宕神社」「御手洗水神社」「笠沙山(愛宕山)」を参拝の後、春日神社に戻って絵馬を収め祈願するのが散策ルートです。
住所:延岡市恒富町4丁目207 電話:0982-32-2520
登山道入り口から続く階段をのぼった先に社殿があり、辺りは静寂な雰囲気に包まれています。江戸時代、延岡藩主のお姫様である日向御前もこの場所を好んで参拝しており、願掛けを行っていました。愛宕神社をこの地に移したことから、山の名前を「笠沙山」から「愛宕山」に改めたと言われています。
愛宕神社から車で展望台駐車場を目指しましょう。駐車場から徒歩5分、数十本もの鳥居が立ち並ぶ参道を抜けた森の中に神社が現れます。清らかな水が湧き出す水汲み場は、かつては参拝者が身を清める場所でした。ここでしっかりと手を清めておきましょう。
愛宕山のふもとにある神社。樹齢900年にも及ぶ本殿横の大楠をはじめ、境内はたくさんの緑に囲まれていて、爽やかな気分に包まれています。愛宕山の登山道へとつながっている桜並木は春の風物詩になっていて、神社の大鳥居を入れて撮るのがベストショット。ここでは、春日神社、愛宕神社の2つの御朱印がいただけるので、忘れずに。
御朱印を書いてもらうだけでなく、宮司さんにお願いして祈祷してもらったり、神社にまつわるお話を聞いたりすることで、よりパワーや運気がもらえそう。場合によっては対応できないこともあるので、神社の人に聞いてみましょう。
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