江戸時代、延岡城下に広まった疫病を鎮めようと、高野山金剛峰寺から弘法大師像(座像)を勧請して大師庵を立てたのが、今山大師の始まりです。現在の弘法大師像が完成したのは今から60年以上昔の昭和32年のこと。台座を含めると高さは17メートルもあり、弘法大師像としては日本一の高さを誇ります。
江戸時代、延岡城下に広まった疫病を鎮めようと、高野山金剛峰寺から弘法大師像(座像)を勧請して大師庵を立てたのが、今山大師の始まりです。現在の弘法大師像が完成したのは今から60年以上昔の昭和32年のこと。台座を含めると高さは17メートルもあり、弘法大師像としては日本一の高さを誇ります。
市内を見つめる弘法大師像がシンボルとなっていて、市民からは「おだいっさん」の愛称で呼ばれ親しまれています。高さ日本一の弘法大師像のご利益を求めて、県外からも多くの参拝客が訪れ、特に毎年4月中旬に行われる「延岡今山大師祭」になると、町中がにぎわいます。山の麓から、階段や坂道を上っておよそ15分、朱塗りの山門や本堂を通り抜けた先に、弘法大師像がある山頂の広場に到着します。大師像が立っている台座には階段が付いていて、大師像の足元まで登って行くことができるようになっています。ぜひ近寄ってその大きさを実感してみてください。境内にはユニークな石像が多数並んでいるほか、弘法大師をモチーフにしたキャラクター「こだいっちゃん」のパネルも設置してあり、一緒に写真が撮れるようになっています。社務所では梵字の書かれた御朱印もゲットできます。
弘法大師は真言宗を開いた高僧で、書道の名人やすぐれた文人といわれる才能にあふれた人物でした。その弘法大師の銅像が延岡に建てられたのは、戦争終結間もない頃、今山大師の先々代の住職が、戦没者の慰霊と戦後復興を願うために発案したものでした。大師像が完成して60年以上経った今でも、平和の象徴として愛されています。
弘法大師像の台座に登ったら、大師像の足に注目。つま先が変色せずに残っている部分がありますが、これは、大師像の足を撫でると健康祈願にご利益があると言われていて、みんなが撫でていくからです。健康運を上げたい人は、念入りに撫でて健康運をあげましょう。
▲空洞になっている台座の中には、四国八十八か所のお寺の砂を集めた「お砂踏み」がある。一番から順番に踏んでいけば、お遍路さんのご利益のおすそ分けが得られます。
毎年4月中旬の金土日の3日間開催される「九州三大春祭り」のひとつ。今山だけでなく、市内のあちこちで物産展やステージイベントが行われ、目玉となる最終日の市中パレードには、沿道にあふれかえるほどの見物客が押し寄せます。弘法大師の教えに従って、市内各所でふるまいやお接待が行われ参拝客をおもてなしします。
住所:延岡市山下町2丁目3998 電話:0982-32-5290
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