今山の麓にあり、福岡市の十日恵比須神社、北九州市の若松惠比須神社とならび九州三大恵比須のひとつに数えられています。今山は750年に豊前国宇佐八幡宮を勧請したもので、社領を加増せられた758年、当山最も興隆を極め、「今最も栄える山」という意味で、社号を「今山」と改め今山八幡宮と号したといわれています。その名前にふさわしく、毎年2月に行われるお祭り「のべおか十日えびす」は、市内外の商売人が商売繁盛を祈願しに訪れ、大勢の人出でにぎわいます。また、今山になる前は「蓬莱山」という名前で、秦の始皇帝の命を受けた徐福が、蓬莱山にあると言われる不老不死の薬を探してこの場所にも立ち寄った、という伝説があります。今でも神社の入口脇には、徐福が船をつないで留めたという「徐福岩」が残っています。

今山恵比須神社
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▲上:広々とした境内はきれいに整備されていて、駐車場やトイレなども完備しています。本殿横の階段を登って行った先には、今山八幡宮があります。

 

◀左:「日向之国 七福神めぐり」の霊場のひとつになっていて、恵比須神の御朱印がいただけます。印鑑にある律儀の神の文字は、恵比須神の性格を表しています。

▲徐福岩と徐福像

内藤藩の領地を守る
守護神社「今山八幡宮」

歴代延岡藩主に愛された神社で、幾度となく火災や戦乱で焼失しても、その度に藩主が再建をしてきました。

その中でも特に内藤藩は今山八幡宮を崇敬し、「延岡領内守護神社」として手厚く守ってきました。ホンダワケノミコト、タマヨリヒメノミコトなど合わせて全14柱の神々が祀られています。

御影石の一本造石段

今山恵比須神社から今山八幡宮へとつながる石段は、すべて御影石の一本造りでできています。全部で137段あり、御影石の一本造りの階段としては、日本一の規模を誇ります。

九州三大えびす祭り 「のべおか十日えびす」

毎年2月10日、11日に開催されるお祭りで、商売繁盛や航海安全を祈願するために、毎年市内外から数万もの人出でにぎわいます。何と言っても、お参りにやって来る人のお目当ては、福笹や福俵などの縁起物です。縁起物の購入者には繁栄の願いを込めて、神社の巫女さんたちがシャンシャンと手拍子を打って拍子木を鳴らしてくれ、これが人気となっています。ほかにも開運もちまきや神楽の奉納など、2日間は大いに盛り上がります。

商売繁盛の神様は日本神話に密接な関係あり 恵比須神

釣り竿と鯛を抱えた姿が特徴的な、豊漁や商売繁盛の神様として知られる七福神のひとりです。恵比須様の正体については諸説ありますが、スサノオノミコトの子孫である説や、イザナキとイザナミの息子という説や、または山幸彦のことだいう説もあり、いずれにしても日本神話と深いつながりのある神様です。

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今山八幡宮

住所:延岡市松山町1133番地 電話:0982-32-3827

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