今山の麓にあり、福岡市の十日恵比須神社、北九州市の若松惠比須神社とならび九州三大恵比須のひとつに数えられています。今山は750年に豊前国宇佐八幡宮を勧請したもので、社領を加増せられた758年、当山最も興隆を極め、「今最も栄える山」という意味で、社号を「今山」と改め今山八幡宮と号したといわれています。その名前にふさわしく、毎年2月に行われるお祭り「のべおか十日えびす」は、市内外の商売人が商売繁盛を祈願しに訪れ、大勢の人出でにぎわいます。また、今山になる前は「蓬莱山」という名前で、秦の始皇帝の命を受けた徐福が、蓬莱山にあると言われる不老不死の薬を探してこの場所にも立ち寄った、という伝説があります。今でも神社の入口脇には、徐福が船をつないで留めたという「徐福岩」が残っています。