延岡観光協会

国文祭・芸文祭とは

 「国民文化祭」とは全国で様々な文化活動に親しんでいる人たちが集まり、発表や交流を行う国内最大規模の文化の祭典です。「全国障害者芸術・文化祭」とは障がいのある人が芸術及び文化活動への参加を通じて、生活を豊かにするとともに、障がいに対する国民の理解と認識を深め、障がい者の自立や社会参加を促進することを目的に開催します。

 今年7月3日(土)から10月17日(日)までの107日間、この2つの大会が宮崎県で初めて開催されます。2つの大会を一体的に開催し、県内全市町村でそれぞれ地域の特色を生かしながら障がいのある人もない人も、多くの人が文化や芸術を楽しむ機会を創出します。

山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ

 宮崎県は神代の昔から豊かな山と海を、そこから育まれるいのちをいただいてまいりました。また、そのことに対する感謝の心が様々な文化として芽吹き、これまで脈々と継承されてきております。このような素晴らしい宮崎に来てもらい、宮崎の魅力を体感してもらいたいと考え、このキャッチフレーズが設定されました。

延岡の神話

 天孫降臨の地として全国に知られる高千穂町に降臨した天孫ニニギノミコトは、安住の地を求めて仲間とともに東(延岡方面)へ向かったとされており、現在の愛宕山(笠沙山)で、コノハナサクヤヒメと運命的な出逢いを果たし、コノハナサクヤヒメは子どもを授かります。

 コノハナサクヤヒメが出産の折、産湯として使った川が現在も祝子川(ほうりがわ)という名称で残るほか、この時生まれたホオリノミコト(山幸彦)は生来病弱だったといわれ、大崩山(おおくえやま)のふもとの豊かな自然のなかで狩りをしながら丈夫に育ったと伝わっています。

 コノハナサクヤヒメと結婚したことで寿命を持ったニニギノミコトの死後について、日本書紀では「筑紫日向可愛山稜(つくしふむかえのみささぎ)に葬りまつる」とあり、その場所が日本で唯一「可愛」の名をもつの可愛岳(えのたけ)のふもと北川町俵野地区にある宮内庁指定の陵墓参考地とされています。

延岡市実行委員長(延岡市長)ごあいさつ

 「第35回国民文化祭・みやざき2020」「第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」は、「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」をキャッチフレーズに、県内各市町村で100を超える分野別フェスティバル事業が盛大に開催されます。本市でも、新型コロナウイルスの影響を乗り越え、本市が全国に誇る延岡城址の石垣を背景にした「のべおか天下一薪能」をはじめ、伝統芸能、舞踊、音楽、文芸、美術など17の多彩なイベントを実施することとしており、年齢、性別、障がいの有無などに関わらず、あらゆる方々が多様性を認め合い、お互いを尊重しながら、ともに参加し、楽しめる大会を開催します。

 本市は超一級品の海・山・川の豊かな自然の中、それらが育む素晴らしい山の幸・海の幸・川の幸に恵まれた「おいしさ一杯」のまちであるとともに、「続日本100名城」に認定された延岡城址や、天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢った「愛宕山(笠沙山)」、西南戦争で西郷隆盛とニニギノミコトが時空を超えて出会いを果たした「可愛山稜」など神話・伝説にまつわる史跡等が存在しています。

 準備を進めてこられた文化団体の皆様とともに、盛り上げてまいりますので、市内外から多くの皆様にお越しいただき、本大会をご鑑賞いただきますとともに、延岡の「歴史・文化」、「食」、「自然」等をご堪能下さい。市民一同、弘法大師から受け継いだ「おせったいの心」でお待ち申し上げております。

第35回国民文化祭
第20回全国障害者芸術・文化祭
延岡市実行委員会

会長 読谷山 洋司

協賛
旭化成

延岡市において開催される第35回国民文化祭みやざき2020、第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会の分野別フェスティバルに対し、旭化成株式会社様よりあたたかいご支援・ご協力をいただいています。

文化財を巡る4つのおすすめコースと
延岡市全域マップを掲載した特設サイト