芸能

延岡城址 天下一薪能

延岡城址 天下一薪能とは

「天下一」とは、安土桃山時代から江戸時代初期にかけ、「天下一」の称号を授けられた能面作家のことで、延岡市には「天下一」の手による能面が30点が内藤記念館に所蔵されている。
「延岡城址 天下一薪能」では、この「天下一」の能面を使用し、能楽界最高峰の演者達が舞うもので、日本を代表する薪能となっている。

秋の日が暮れ、篝火がともり「千人殺しの石垣」が漆黒の闇の中に浮かびあがり、遠くから聞こえる太鼓の響きと同時に天を突くように響く笛の音。

一夜限りの有限の世界へと観客を誘う。

市民ボランティアによる設営作業の様子

市民ボランティアによる設営の様子です!

この「延岡城址 天下一薪能」は、地域づくりの一環として延岡市が取り組む一大イベントであると同時に、市民の「手づくり薪能」でもあります。
計画から運営、さらに舞台についても、市民ボランティアが1ヶ月かけ設営します。
行政にできるだけ頼らない、延岡流市民活動の究極形とも言える「延岡城址 天下一薪能」は、全国的にも極めて高い評価を受けています。
平成13年「延岡天下一市民交流機構」NPO法人化。
平成13年度「地域づくり総務大臣表彰」
「薪能」「第九」「ゴールデンゲームズ」「大学を活かしたまちづくり」における住民参加のまちづくりが評価されたものです。

薪能における市民活動の様子1
「延岡城址 天下一薪能」の開催1ヶ月前から、
このように会場となる城山公園を始め、市内のいたる
ところで、この「天下一」と染め抜かれた幟(のぼり)が
延岡市内に林立します。
薪能における市民活動の様子2
開催1ヶ月前から、このように市民ボランティア達による
設営作業が始まります。
上のイメージは、舞台に使用する鉄骨に錆止め塗装を施し、
さらに黒を塗り重ねる作業です。
薪能における市民活動の様子3
上のイメージは、観客席を組み上げていき、
溶接して補強する作業です。
薪能における市民活動の様子4
組み上がった観客席のベースに、リレー方式で椅子を搬入すると共に会場の装飾を行なっているところです。
薪能開催直前ともなると、夜を徹しての設営作業が続きます。
みな市民ボランティアの方達です。
みんなが縁の下の力持ちに徹し、全体の目的を果たすことにみんなで喜びと感動を分かち合う。
それが、延岡流の市民活動なのです。

延岡城址 天下一薪能の上演の様子

薪能における市民活動の様子5
薪能における市民活動の様子6

「薪能」は、今では一般に夜に篝火を焚いて演じる能をいうが、もともとは平安時代に奈良の興福寺において、2月に行なわれていた「修二会」という行事に付した神事・猿楽(能)をさすものであった。
イベントとしての「薪能」は、昭和25年に京都の平安神宮で行なわれる「京都薪能」が始まりとされる。

薪能における市民活動の様子7
薪能における市民活動の様子8

自前の能面を使って行なわれるのは、この延岡と広島・厳島神社の 2箇所。
厳島神社が祭礼として行なわれるのに対し、地方都市のイベントとして行なわれるのは「延岡城址 天下一薪能」のみ。
江戸時代の諸大名には、能面、装束類など能の道具を数多く収集した者もいたが、明治に入り、経済的な理由から、その多くが手放されている。
現在、これだけまとまったコレクションを持っているのは全国的にも珍しい。

薪能における市民活動の様子9
薪能における市民活動の様子10

「能楽」は、2001年、ユネスコの「世界文化遺産」に認定された。また、片山九郎右衛門氏は、同年「人間国宝」となっている。
まさに今、「能楽」は世界的に注目を浴びていると言える。

【予約受付、お問い合わせ先】
宮崎県延岡市東本小路131-1
NPO法人のべおか天下一市民交流機構
TEL:0982-33-0248  Fax:0982-32-6151